新選組は恋の香り―前編―


「お前…斬られたいのか?」


ギロリと向けられた目は
土方さんが手にしている刀よりも
怖かったのは言うまでもない…。


「そんな事ないですっ!!」


首を左右に思いっきり振る。


「で、だ。葵羽…」

「はい?」


眉間のシワがなくなったと同時に
真剣な表情になった。


「お前は、伊東さんがきたら身を隠してくれ。」