葵羽side



「瑠衣っ!!!!」


瑠衣が消えてしまってから
涙がボロボロと流れ出す。

どうして…
どうして?



道の真ん中だっていうのに
私は崩れ落ちた。


「葵羽さん?」


それと同じくらいに驚いたような顔をした
沖田さんが店から出てきた。



「どうしたんですかっ!?
どこか具合が悪いんですかっ!?」


その問いかけに首をフルフルと横に振る。