「おはよ。まだ、日は出てないけど。」

ニコッと笑いさっきまで考えていた事を悟られないようにする。



「ん…。」


小さく頷いてから平助君は私の手を握ってきた。


「どうしたの?」

「なんか…葵が居なくなる夢見て…」

「私は此処にいるよ?」



優しく微笑み思わず握り替えした。