……あの鬼、私が何も役に立たないと思ってるな?!


まぁ、当たってるけどさ。


少しは役に立ちたいのに。




「おい!!!大丈夫かよ?!誰か居ねえのか?!」


視界が涙でぼやけてしまったとき
そんな永倉さんの声が池田屋から聞こえた。




辺りを見渡すとみんな戦っていて
それどころじゃなさそうだ。