あれ?
瑠衣どこ行きやがったんだ…



さっきまでギャーギャー言いながら
走り回っていたと思ったら
瑠衣は、消えていた。



しょーがないなぁ…




「すいません!」

私は、近くにいた着物を着たキャストさんに声をかけた。


「なんでしょうか?」
「えっと…。癖っ毛でいつもニコニコしてて私よりも5㎝ぐらい高い男の子見ませんでした?」

カッコいいなんて言葉は、伏せて
瑠衣の特徴を言う。