「それにしても、神社で一晩過ごしてしまった。」
ピンクのヒラヒラをヒラヒラさせながら、弥生は帰り仕度をする。
『弥生、帰るのかの?』
「えぇ。朝ごはん食べたいから」
『……』
榊は黙る。ただ、口に出さなかったんだが…。
「ジィッ……」
『(弥生の目が恐い!)』
「榊様、今私のこと食い意地はっていると思ったでしょう?」
『(バレてるぅぅう!)』
ギラリと光る弥生の目が恐い。
「図星?あ―あ、食い意地はっていてすいませんね―?」
『ぎょわぁぁあ!』
弥生チョップのおかげで、たんこぶができてしまった榊。
何とも、不憫な神様である。
「自分で不憫って思った?これは、躾なのよ!」
榊は、犬か何か?
いいえ、神様です。


