「近藤ぉぉお!お前ってやつは大人しくできんのか!」
「ふん、大人しくなんて私には似合わないわ。私に似合うのは自分らしくよ」
「しらねーよ!お願いだからじっとしていてくれ!」
部長がまたキレて2人廊下であーだこーだ言い合っている。
もうすぐ会議なのにあの2人いつまでケンカしているつもりなんだろう…
「佐藤、会議室行くぞ」
「あの、部長と近藤さんは?」
「ほっとけ」
…ほっといていいもんなんだろうか。まぁいいか
しばらくして会議が始まった。部長も近藤さんもしっかり会議に出席している。でも、近藤さんは、俺の隣でペンを立て並べて遊んでる。…出席している意味ねぇじゃん。とか思い、椅子を引き座りなおすと
「あぁ!馬鹿!ペンが倒れちゃったじゃないか!」
「………」
近藤さんが怒り出した。びっくりもするさ。そんなくだらないことで大事な会議中に、しかも部長よりもっとえらい人だってここに居るんだぞ。彼女のマイペースさにはびっくりだよ…
「高田ぁ、お前の部下だろうが!」
「すいません!こらぁ!近藤!大人しくしててお願いだからぁあ!」
「まぁ、いいじゃないか」
そんな心の大きな人はここにいる中で最も偉い人だ。その人の一声で静まり、会議が続行された。
会議の内容は今日起きた殺人事件について。凶器からは指紋が出て、それは前科者のリストの1人と合致した。しかし、その人は今、行方不明で捕まえることができない。ってことらしい。だから、彼にゆかりのある所全てに張り込みをおくことで会議は終わった。
部署に戻ると、みんなそれぞれ配置を決められ、動き出す。
「で、佐藤。お前は近藤と一緒にここに行け。お前はあいつのお守りだ」
一番現れる可能性の低い犯人の自宅の見張りを頼まれた。


