「じゃなくてー実は犯人でーす」

またわけの分からないことを言い出す…犯人がのこのこ現れるわけないだろ。とかおもってると、松村さんが

「て、てめ、犯人だと?!」

「さぁ捕まえて御覧なさい!」

わけの分からない事をしだした。あの人は何でも信じるからなぁ


「なんちゃってー刑事ジョークでしたー」

「くっ…またやられた」


「「ははははは…」」

…楽しそうで何よりです。

「さ、松村さん。遊んでないで帰りますよ」

「あぁ、さぁ行こう、奏九ちゃん」

「はーい」

3人でパトカーに乗り込み、警察庁に戻る。運転はなぜか俺。普通こうゆうのは下っ端がするもんでしょ。…俺のほうが下っ端だといいたいのか。俺は今日来たやつより下っ端ってか!コノヤロー

すると隣から手が伸びてきて、ハンドルを掴み、ぐいと自分のほうへ引っ張った

「えい!」

「うあぁっ!なにするんですか!」

もちろん、車は事故をしそうになる。あぁ、冷や汗かいた…

「あははは、危なかったねー」

「危なかったじゃないですよ!事故したらどうするんですか!」

「その時はその時じゃない」

…はぁ、もうこの人嫌い…


やっとの思いで警察庁についた。あの後また何度かやられた。事故したらどうするんだ。

「お前、運転ヘタクソだな」

近藤さんが肩に手を置いて、満面の笑みで言う。あぁ、殴りたい…
あ、松村さん酔っちゃってる…静かにしてると思ったら酔ってたんだ

二人で松村さんを支えて、部署まで戻った