王子様の下僕






そして俺と同じ匂いのする
さらさらな髪を耳にかけて囁いた

「間に合わなくなるから行くよ」
「「「ギャーーーーーー!!!」」」

叫びに驚いた俺は
愛美の手を引いて走り出した

「賢人のせいで目を付けられたじゃん(泣)」

愛美がつぶやいたけど
聞こえなかったことにしとこう

「着いたよ」

俺はそう言って
ちょうどクラスの貼り出しが
あっている場所に立ち止まると

一瞬、手を離した隙に
愛美は…消えていた