王子様の下僕






「愛美ちゃん、用意できたわよ」

急いできた佑樹ママをみて

「はぁい」

涙を拭いた私が返事をすると

「母さん、今何ていった?」

顔を強ばらせながら佑樹が聞いた

「"用意出来たわよ"っていっただけよ」

佑樹ママが平然と答えると

「その前だよ」

少しイラッとしたように
もう一度佑樹が聞いた

「"愛美ちゃん?"でいいのかしら?」

佑樹ママがなんだか
不適な笑みを浮かべて
"クスクス"と笑っていた