「そっか。それで、みんなの輪の中に入れなかったってわけか。」 「うん・・・。でも、今は恵も春登くんもいてくれるから 一人でここにいることは無くなったかな。 これから先も・・・。一人にはならないかな・・・」 「当り前やん!一人になんかならんやろ。」 そう言った恵の笑顔につられて、自然と笑顔がこぼれた。 「そうだよね。笑美さんも恵も僕も、友達だからね。」 友達・・・。なんて良い響きなんだろう。 これが・・・友達なんだ・・・。