「欲しいもの・・・何でもいいの?」 「まぁ、太一が欲しいもので私が買えるものなら。」 「買わなくていい・・・。ってか、買えなって さっき言っただろ?・・・俺さ」 思わず、聞き返した太一の欲しいもの・・・。 「もう一回で良いから、一緒に歩きたい。」 「・・・歩きたい?」 「・・・前みたいに、一緒に。 登校はできないじゃん。だから、ちょっと 買いたいもんあるからさ、出かけたいだけ。」 「あ・・・そっか・・・。いいよ。」 「じゃぁ今から。準備して。早くな。」 「・・・え?!」