詐欺師の執事と嘘つきな私。

私は執事なんていらないと言っているのに、父は無理やりこいつを探してきた。

「大事な娘を１人で家になんて置いて行けるか！」

そう行って海外へ飛んで行った。
なんでも仕事らしいのだが、高校生になった今でも親が何の仕事をしているのか知らない。

興味もないのだが。

「お嬢様。学校へ向かう準備をしませんと。あまり時間がないですよ？」

「うるさいわね－。わかってるの。行きたくないの。面倒くさいの。」

「…そうですか。なら仕方ないですね。代わりに私が行ってきましょう。」

やはりバカだ。