そんなわたしの願いは叶えられず…。

呆然と立ちつくすわたしの前にあいつが来て。

「お前、17番?」

「…」

「おい」

あー、答えたくないよー。

「なんで黙ってるんだよ」

もう!

神様なんてやっぱりいないんだ!

「…そうだよ」

「は?」

あーもう!

1回でちゃんと聞き取ってよ!

「わたしが17番!」

「…あっそ。…まあ、よろしく」

それだけ言うと、松崎は去っていった。


あー、合宿楽しみだったのにいー!

あんな、女子に無愛想なやつとずうっと行動しなくちゃいけないなんて…。

いやーーーーー!!!!