「申し訳あり……」


キッパリ断ろうとするあたしに、信じらんない事が起きた。

ガラガラ、と勢いよく、保健室のドアから細っこい、男子がひとりで入って来たのだ!


「ボクからもお願いします!」

「あなた、誰?」

「1-Aの下川涼太です。ボクもキレイになりたいので、レッスン受けさせてください!」



エエエエ~?


どういう状況?
コレッて。