ラブにメールした。

「プレゼント買ったよ」




ラブからは返信があった。


「プレゼント?くれるの?最近もらった事なかったから、凄く嬉しいよ。何を買ったの?」




「マグカップ。いつも使って欲しいから。」




「へぇ…楽しみ♪ありがとう。アラタも買ったの?」




「うん、色違いでおそろいのを買ったよ。なんだかマグカップが一緒なんて恋人みたいでしょ。」




ラブとメールのやりとりが楽しかった。

ギリギリの感情を探りあって、それでいて、距離のあるような、磁石がくっつくかくっつかないかのギリギリのところで、ドキドキしながら近付けるような、そんな気持ちだった。


とにかくラブに会いたい…。


僕はさらに少しラブにメールしてみた。


「会ったら、どこに行こうか?」




「そうだね…どうしようか…。あ、アラタの誕生日のお祝いしてなかったよね?何がいい?」




「うーん、ラブが欲しい(笑)」




「私でよければいいよ(笑)」



「じゃあ、キスでもしてもらおうかな(笑)」



「いいよ(笑)」



「理性が飛びそう(笑)」



「アラタの理性が飛ぶところも見て見たいよ(笑)」




…完全にネタになってしまった…。
でも、、、ラブに嫌がられてなくてよかった。

早く会いたい。
会って抱き締めたい。
…なんだか涙が出そうだ。