それ、ください




「え…」





思わず声が漏れる。





相手が誰であろうと、嫌われるのは良い気分じゃないわけで。






いくら、たいして話したことがない相手でもさ?





いくら、年下でもさ…






そんなことを考えてたら、なんだか腹が立ってきた。






嫌いなんて言われるほど、たいして関わってないじゃん。







「嫌い…って言えるほど、あたしのこと知らないじゃない。」







思わず口をついて出ていたのはそんな言葉。







嫌われるのなんて、慣れたはずなのに。