それ、ください





感情なんて、ただ自分自身を傷つけるものでしかない。




だったら、初めから、そんなもの不必要よ。





少なくともあたしにはこの世で一番必要ないものの一つ。




愛情も、感情も。




そんなのにすがってまで生きたくなんてない。







黙って教室を出た。




さっきまで作業をしていた生徒たちも、こっちを見ていて。




通り道は、自然とあいていた。




それは多分、皆あたしと関わりたくないから。






外の夕日は、もうほとんど沈んでいて。






だいぶ暗くなった外。