それ、ください




拭っても拭っても、止まってくれない涙が証拠。





あたし、寂しいんだ…。





馬鹿らしい





そう思うのに笑えない。







「…ねぇ、どうしよう?」







あたし以外は誰もいない部屋に呟いても、答えなんか返って来やしない。









その夜は、あたしにとって




――――長く、冷たい夜だった。