それ、ください





カッと見開いた眼であたしを睨む彼女にすら、何も感じない。





自分ですら、自分を冷酷だと思う。




「――何よっ、本当はいつも一人で寂しいくせに!!」





すでに彼女を通り越したあたしの背中に向かって、彼女はそう呟く。





寂しい―――――――?




あたしが?





笑わせないでよ。






そんな不要な感情、とっくに捨てたんだから。





振り向きもしない。




立ち止りもしない。






あたしは、強くなったの。