それ、ください




というより、離れる日なんて来るのかな?



「椎かぁ~。うん、可愛い名前♪」



杏華の声で、あたしの頭に蘇ってきた忘れたい過去から、現実へと引き戻された。




「椎っていうんやなっ。俺は葵。高2やで。」




そういう葵は、どうやらあたしと同い年らしかった。




「あ、あたしも高2だからっ。高校行ってないけどね」




どうやら杏華も一緒らしい。






「ほら、アンタらも自己紹介せえ」




葵の言葉が、金髪と、黒髪美人に向けられていると気づくのに、時間はかからなかった。





少しの間があったあと、





「私は美海(ミミ)。高三。高校は中退した。」





一個上の彼女は、見かけによらず、意外とサバサバしていた。




「椎いくつ?」



美海にそう聞かれて、