君を感じて生きる世界




結果彩が966,090点

僕が981,410点で僕の勝利。

「あーあそこでミスしなければもう少しいけたのにぃー」

「よしこれで1勝1敗だな。曲選んでいいぜ彩」

「よし絶対勝てるのにしてやる!」

彩はそう口では言っているが、実際選んだ曲は二人ともが得意な曲を選んだ。こういう優しさを持っている面が彩の魅力でもあるだろう。


曲が始まり、集中力を高めた。はずだ。



彩、996,780点

僕、995,650点

「くっそー負けたー」

「よし昼飯選択権ゲット!」

と結果を見てから声をだす。二人ともフルコンでミスなし。勝敗はタイミングでの点数だった。

「頼むから高いのは勘弁してくれよ?」

「どうしょーかなー?」

何か少し企んだ目で見てくる。

「いやマジで勘弁して!」

「あはは。大丈夫だよ。私も悪魔じゃないから」

悪魔じゃないことを祈るばかりだ。

「ちなみにどこで食べる気?」

「んーわからん。とりあえずぶらついていい店あったら入るみたいな?」

「予想すら許してくれないのか・・・」

「多分大丈夫だよ。さ、映画館に戻ろ?ポップコーンとか買わないといけないし」