【蒼空side】

「蒼空ー?」

誰かが呼んでる…?

「ッ!?」

突然、我に帰った。

「なんか、痛いんだけど…。」

そう言って
痛みのする方をみると、
真那が手をつねっていた。

「真那ー!!離せや!」

全然離そうとしないで鈴檎と一緒に笑っている。

「だってさー、ねッ?」

真那はそう言って鈴檎にウインクをした。

「うんうん♪」
「なんだよー!」

そう言って蒼空は鈴檎と真那の手をつねった。

「「ッ!?」」

「なんだよぉ。蒼空がボーとしてるからつねっただけなのにぃ。」
「そうだよねー♪てか、私は巻き沿いなの!?」


そう言って笑う二人を横目に
私は考え事をしていた。