あたしとおれ

 恥ずかしがり屋のあなたが、女物の指輪を買う姿を想像し、少しにやける。

 そして、あぁ愛されてるんだなぁ、って思っていた。

「ねぇ、今結婚式しよう。」

「はぁ?」

 あたしの提案に、眉を歪めるあなた。

 だって、今永遠を誓わないと、この気持ち忘れてしまいそうだから。

「ちょっと待ってて。」