あたしとおれ


「え?あー、そんなことないと思うよ。いやいや。……えー、そんなこと言うなよ。」

 友達の声のトーンで、何となく分かった。あいつはおれをもう求めていない。

「そっか。うん、分かったわ。まぁまた連絡するから。じゃーな。」

 心臓の速さはおさまった。

「あいつ、おまえのとこ戻ろうとしたらしいよ。」

「はっ?」

 予想外の言葉に、素っ頓狂な声が出た。