あたしたちは、近寄り過ぎたら傷付け合う。 適度な距離がちょうどよく、心地好いとあたしは思ってる。 「そういえば、あの時皆とあたし喧嘩したことあったよね。」 「あぁ、あったな。」 電話をしていた時、あたしはふと思い出したことを、そのまま口にした。 「あの時、あなたが傍にいてくれて、本当嬉しかったんだー。」