おまえが結婚して、おれたちにはもう踏み越えてはいけない、一線が出来た。

 きっとおまえは、その一線を越えることは出来ない。もちろんおれも。

 近付き過ぎたら、離れられなくなる。一線を越えれない苦しさに、苦しめられることになる。

 少しでいい。少しでいいから、おれのことを想っていてくれ。忘れないでくれ。