その時だった。

「久しぶりー。」

 そう言いながら、友達に話しかける同級生の隣にいる、あなたが目に入った。

 居た。久しぶりに見るあなたは変わってなくて、愛おしかった。

「久しぶり」って話し掛けたくても、拒絶されることが怖くて話しかけれなかった。

 見ることだけは許して。そして、お願い。見ていることに、気付かないで。