(side満奈)

朝、隼斗の隣で目を覚ました。

裸なのはドキドキするけど・・・。

ギュッ、て抱きしめられた腕から感じる温かさ。

ずっと感じていたい。

「ふふっ。大好きだよ」

そっと頬にキスした。

・・・起きないよね?

起きてたら何するか分かんないし・・・。

「・・・満奈ちゃん?朝から誘うなんて大胆ねぇ~」

起きてましたぁ・・・。

「誘ってなんかないし!」
「ふーん・・・」

なんか、太股触ってくるんですけどっ!

どうにかして!

「もっかいヤろっか♪」

助けてぇ~・・・。

それからまた隼斗は、あたしの上で変な運動を始めた。

もう嫌ぁ!!

隼斗から解放されたのは、それから2時間後だった。

隼斗さぁ・・・、どんだけあたしを求めてんの!?

「そうだ!」

突然、隼斗が大声を上げた。

「一緒にアレ、聞かねぇ?」
「何々?」
「・・・これ!」

そう言って隼斗が出してきたのは・・・。

Rainbowの2枚目のシングル。

“虹”だった。