隣にいた人が、いつの間にかいなくなり、 花が、その場所に生えている。 匂いに惹かれ、 次はその花を手に取る。 いつの間にか、辺りは花だらけだった。 理由なんて、僕は知らない。 そもそもあの花は何なのか、 どうしてこんな事になっているのか。 解る事はただ1つ。 隣で蜜を吸っていたはずの、 僕の幼馴染がいつの間にか、 一輪の花に姿を変えていた事だけ。 それはとても綺麗な花で、 ひときわ良い匂いをさせていた。