「今日は大人しくしてた方がいい」
「大袈裟だと思います」
「大袈裟とは言わないだろう」
何言ってると言わんばかりに拓斗さんは立ち上がり私を見下ろす。
「大袈裟にしろと言うなら閉じ込める」
「えぇっ?じゃあ、夜ご飯の準備お願いします」
明日から頑張るから拓斗さんに甘えさせてもらおう。
今日作ろうとしていたのは明日作ることにしよう。
切ってあるけど冷蔵庫の中だし、今日買ってきたから賞味期限も大丈夫。
「何が出来るかな〜」
だから私からのスキンシップも今度。
と、思いながらキッチンに立つ拓斗さんの姿をソファーに座りながら見つめていた。
ふふっ、拓斗さんが包丁持つと小さく見えるんだ――…