これじゃあ拓斗さんと離婚になっちゃう…!


焦りながらラジオを切る。


これ以上ラジオを聞いてると泣きそうになっちゃうし、それに一番の原因は夜ご飯の準備しなくちゃいけないから。


準備しなくちゃいけないもん…





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「はぁ」





キッチンに立ちながら溜め息を吐く。


料理は集中してやらなきゃいけないという事は分かってるのに、ラジオの内容が頭をぐるぐるまわり続けててなかなか集中が出来ない。





「スキンシップ、かぁ」





私からするなんて勇気がない。


仮に勇気を出して出来たとしても拓斗さんに拒絶されてしまうかも、なんて思うと自分からするなんてとてもじゃないけど無理!