私の名前は東城柚樹。
今日から高校3年生♪

「やっと3年かぁ。」

なんて言ってるこの子は、私の親友の玉川蜜柑。

そして私達が通っている、
私立名桜学園。

元々女子校だった為、男の子はそんなにいない。

それに…ここの先生は男子にだけ甘い。

ホント、失礼しちゃう。


「あっ、あたし等また同じクラスだよ♪」

「まぢで?!やったね♪」

「さすが親友。」

「これとはちょっと関係ないかな〜(笑)」

なんて他愛もない会話をしていると…、アイツが来た。
そう。私の嫌いなアイツが。

「邪魔。どけ。」

うざっ。でも我慢。
そしてシカト。(笑)

「シカトしてんじゃねーよ。」
―バンッ

そう言って、ものすごい力で椅子を蹴るこの男は谷本浩太。

蜜柑の幼なじみで私のライバル。

実はコイツ、かなりの女好き+何でも出来る+ヤクザの息子。とゆー、何ともウザい男。

「なぁ蜜柑〜。柚金玉まぢ邪魔なんだけど!」

コイツは私のことを"柚金玉"そう呼ぶ。

金玉なんか…ついてねぇよっ!ぇ

と言いたいところだが、皆に退かれると嫌なので我慢しよう。

それからも浩太は話しかけてきた。

…が、ガン無視。(笑)

極力コイツとは関わりたくない。

なのに…ねぇ。

どうして?

何故君の存在がこんなにも私を締め付けるの?