そうだ。

偶然にしては
重なり過ぎている。

今まで
何の動きも
見せなかった
《閻魔》が動き出し
自分よりも格下を狙い始めた

そして
一番重要なのは
俺達が
星羅を《姫》に
した途端に…だ。

偶然にしては
重なり過ぎている。

「星羅…か。」

「そうかもな」

この原因は
星羅が絡んでいる。

何の証拠もないが
断定出来る。

星羅が
絡んでるとなれば
何もかも
話が合うんだ。

多分
星羅に聞けば
何か分かる。

だが
今は聞けない。

証拠がない以上
聞く事は出来ない。

やっぱり
あの人に
頼むしかないな。

と、俺は
考えていた。

まさかこれが
星羅の瞳の闇だと
気付きもしないで…