あの事件は
あたしが原因。

そのせいで
あの人は…

そして
あたしは
アイツを許さない。

絶対
見つけ出して
あたしは
あの人の
仇を打つ。

アイツは
あたしが
こうして居る間にも
動いてるのかもしれない。

アイツは
必ず
あたしから
大事な物を
奪いに来る。

あの時の様に…

そして
今のあたしの
大事な物は
ここの
《夢龍》のみんな。

《夢龍》の仲間。

最初は
また暴走族の世界に
入るのは嫌だった。

椎に
無理矢理仲間にさせられて
何だか知らないうちに
お姫様になって…

だけど
本当は
嬉しかったんだ。

また
あたしにも
仲間が出来て…

守る物が出来て…

それに
空也にも会えた。

だから
嬉しかった。

また
あの事件が起こる。

必ず起こる。

アイツは
絶対に動く。

だけど
今度こそは
守って見せる。

あたしが
必ず
みんなを守るから。

そして
必ず
あの人の
仇を打つから。