「暴れたって
どう言う事だ?
喧嘩したのか?
その前に
喧嘩出来るのか?」

あれ?

そこ突っ込む?

突っ込んじゃう?

突っ込んじゃいますか。

いや
そこは
スルーしてほしかったな。

うーん
何て説明しようかね。

あっそうだっ

「習ったから。」

「あ゛?」

「だーかーらー
習ったのっ
何か知らないけど
朔ちゃんと雅ちゃんに
危ないからって
護身術みたいな喧嘩?
習ったのっ!!
だから
少しぐらいなら
喧嘩も出来るんだよねっ」

うん。
まあ喧嘩の仕方は
普通に
自分で身に付けたけど
雅ちゃんと朔ちゃんにも
あの時に
習った事は習ったし
あながち
嘘でもないからねっ

「そうか。」

「うん。そう。」

椎って
無口だよね。

最初の頃と
だいぶ印象が変わったな。

「うん。
だいたいの事は
分かった。
だけど
これからは
絶対に
誰かに教えてね?
やっぱり
心配だしね?
いい?星羅ちゃん?」

この和馬の言い方…
優しいけど…
悪魔だよね。

ここは
大人しく言う事
聞いた方が
良さそうだね。うん。

「うん。分かったよ。」