「ふうー
着いたっ」

って、それにしても
こりゃ
ないでしょうよ。

いくら
あたしの存在が
ウザイからって
ここまでする?

「よーく来たね。
今から
あんたは
こいつらにヤれる。
そして
《夢龍》から
離れてもらうよ。」

「って、その前に
汚れた女何か
側に置いとくわけないしねー」

「たしかにー」

「あんたの
存在が
ウザイんだよっ」

「あんた何か
消えればいい。」

存在…

消えろ…

あたしが
大嫌いな言葉を
コイツらは
言ったよね?

「存在…
消えろ…何て
簡単に
言ってんじゃねー」

存在が
消えてからじゃ
遅いんだよ

それに
この言葉は
昔から
あの人達に
言われて来た言葉。

それを

コイツらは
言ったんだ。

入って来ては
いけない
あたしの闇に
今ここで
コイツらは
入って来た。

「は?
何言ってんの?」

「あんた
よくこの状況で
刃向かえるね~」

「その根性だけは
認めてあげる。」

「だけど
出てきなー」

そう言って
影から
出て来た男達。

約十人か…

それと
最初からいた
男五人。

合わせて
十五人ね…。