それから
居所が分からずじまいだった。

だけど
ようやく
今日見つけ
再会出来たのに...



「何で
また言うんだよ。」



「ごめん。ごめんね。
空也。」



俺達は
また
お互いを
傷付けた。



星羅から見たら
俺は
羨ましい。のかも
知れない。

だけど
言われたくなかった。

星羅に
言われたくなかった。

星羅に
言われると
俺を
拒絶されてると
思ってしまう。

同じ人間で
母親は違うけど
兄弟なのに...

他人だと思ってしまう。

「頼むから…
言わないで
…く…れよっ」

「うん、うん。
本当に
ごめんね。」

なあ。
星羅。

俺に取っては
星羅は
唯一
信じる事が出来る
大事な大事な
兄弟何だよ。

家族何だよ。

親も信じる事が
出来ない俺が
信じる事が
出来る
ただ一人の
兄弟で家族何だよ。

だから
言わないでくれよ。

頼むから…
他人見たいに
言わないでくれ…