・椎side・
俺は
ショックを
受けている
星羅を
一旦放置をし

「星羅が
姫になることを
反対する奴いるか?」

下の奴等を
見ながら
俺は言う。

『しないっすっ』

下の奴等からの
返答。

よし。
これで
星羅は
俺達《夢龍》の姫だ。

「お前らっ
よーく聞けっ!!!
星羅は
俺の大事な大事な
姉ちゃんだっ!!!
絶対に
守れよっ!!!
それと
───
星羅を
傷付けて見ろ。
その日は
命が亡くなると思え。」

空也。
殺気をしまえ。

その黒い何かを
早くしまえ。

下の奴等が
怯えてるだろーが。

「空也。」

俺は空也の
名前を呼ぶ。

「ごめんごめん。」

そう言いながら
いつもの
空也に戻った。

それにしても
星羅の奴。

全然
平気そうだな。

これだけの
不良を前にしても
怖がりもしない。

それに
空也の殺気にも
平気だった。

いやでも
ショックを
受けてるから
気付かなかったのかも
しれない。

いや違うな。

多分
これぐらいの
殺気には
慣れてるんだろうな。

まあ
あの
二人と
知り合いだしな。

あの二人の
殺気に
慣れていれば
空也の殺気何て
へっちゃらって訳か…

と、俺は
勝手に
自分の中で
理由を作った。

頭の中を掠れた
考えを消すように…