じゃなくて
あたし迷子何だよ。

理事長室って、何処よ。

もお
どうしたら
いいのだろうか。

そう思った時

「お前
そんな真ん中に
ずっと居ると
邪魔だろーが。
退きやがれ。」

と、言われた。

ムカつく。

「邪魔って何よ。
横が通れるでしょうが。
それとも何?
あんたは
真ん中しか
通れません。病ですか?
ふん。」

あたしは
言ってやった。

そして
相手の顔を見た。

嘘でしょう。

何てこった。

このイケメンさんは

「雅ちゃんじゃん。」

雅ちゃんこと
橘雅也-タチバナ マサヤ-だった。

「は?嘘だろ。
星羅?か?」

「うん!!
あたし星羅だよっ!!
雅ちゃん
久しぶりだねっ」

あたしは
ニッコリ
笑いながら言った。

するとどうだろう。

イキナリ
抱き締められて

「今まで
どこに居たんだよ。
アイツ等から
居なくなったって、聞いて
いっぱい
心配したんだからなっ
いっぱい
探したんだからなっ」

雅ちゃんに言われた。