・椎side・
俺は

理事長室にいる。

そして
優と夏の言葉を
思い出して居た。

死なないで下さいね。

無理かも知れない。

何だよ
この威圧感。

雅也さんと朔人さんも
普通でわないと
思っていたが
これほどまでとわ…

この二人
ただ者じゃない。

そして
こんな二人と
知り合いだと
思われる
この女も
ただ者じゃないだろうな。

でも
今はそんな事は
どうでもいい。

俺は
女の目を
真っ直ぐ見ながら
言った。

「俺達の仲間に
ならないか?」

女は
一瞬目を見開いたが
次の瞬間
女を
冷たい空気が
囲む。

そして

「あたしは
赤で染まってる
だから
仲間に何かならない。」

何て
言ったら良いのか
分からないが…

言うなら
冷たかった。

そう言った
女の声は
すっげー
冷たかった。