・椎side・
考えても考えても
あの女を
どう
仲間にするか
答えが
出なかった俺。

だから
櫂兄ちゃんに
電話をして
相談してみた。

そしたら
無理矢理でも
仲間にしろ。

って、言われた。

無理矢理…か…

だよな。

それしか
答えはないよな。

よし。

じゃあ
やりますか。

俺は
優に電話をした。

「もしもし
椎さんから
電話とか
珍しいですね。」

「まあな。
それより
あの女の
居場所知らね?」

「あ~
菅原星羅ですね。
多分
理事長室ですよ。
でも
気を付けて下さいね。」



「気を付けて下さいね。って
何をだ?」

「行ったら
分かりますよ。
死なないで下さいね。」

行ったら…分かるね…

てか
死なないで下さいね。
って…なあ?

「分かった。
ありがとな。じゃ」

そう言って
俺は
電話を切った。

「和馬。

今から
死んでくるわ。」

そう和馬に告げて
俺は
屋上を後にした。