・星羅side・
目が覚めた時
あたしは
理事長室にいた。

だけど
あたしは
すぐに目を閉じた。

何故なら
朔ちゃんと雅ちゃんが
あたしの
話しをしていたから。

「あの日が
近いな。」

「あ~」

「朔人。
あの日の誓い
覚えてるか?」

誓い?

「あ~
あの誓いは
忘れた事はない。」

「俺達は
星羅のためなら
人殺しだって
自分の命だってかける。
そうだよな。」

…─────っ!!

「当たり前だ。
それぐらい
星羅は
俺達にとって
大切な人だからな。」

「だよな。
星羅は
アイツを
恨んでるよな。」

「当たり前だろ。
…───俺だって
恨んでるからな。」

「俺もだ。
星羅をこんな風に
しやがって。」

「星羅の瞳。
気付いてるか?」

瞳?

「あ~
死んでるよな。」

「そうだ。
一年前までは
あんな
瞳してなかった。
たしかに
闇はあったが
光だってあった。
なのに、今の
星羅の瞳には
光が一切ない。
闇一色だ。
俺は許さない。」

「俺だってだ。」

そう言って
黙った二人。

気付かなかった。

あたしの瞳
そん何なんだ。

死んでるんだ。

はは。

そうか。

死んでるんだ。

死んでるんだ。