あたしは
とにかく笑った。

そして

「分かったよ。
この話し受けるよ。
てゆーか
あたしに拒否権何て
ないしね。」

「よく分かってるじゃん。
じゃあ準備して。
今から僕の家に行くよ。」

そして
あたしは
準備をし家を後にした。

車に乗りながら
奴の家までの道のりで
思っていた。

これで
いいんだと…。

これで
空也の未来が保証されるなら…

あたしが
耐えれば
我慢すればいいんだ。

そしたら
空也は幸せになれる。

みんなも
幸せになれる。

あたし何かと居れば
危険と不幸だらけだ。

だけど
あたしが
みんなの前から消えたら
みんなに
危険はなくなる。

不幸だって
訪れない。

みんなが
命だってかけなくていい。

あたしさえ
いなければ…

あたしさえ
いなければ…

いいんだよ。

だけど
みんなごめんね。

さよなら。さえも言わずに
消えるあたしを許して。

そして
忘れて下さい。

私の事は
忘れて下さい。

だけど
あたしは
みんなの事を覚えてるよ。

そして神様。

あたしは
あなたを恨みます。

恨みながら
生きていく
あたしを許して。

これぐらい
許してくれてもいいよね?

いくらでも
罰を受けますから。

恨むことを許して下さい。