・椎side・
あの魔の電話から
数日後…

「ただいまー麗ちゃんが帰って来ましたよー」

ようやく
帰ってきた
メンバー。

「お帰り。麗、夢ちゃん、杏ちゃん、伯人。」

俺は早めに
風呂から出たから
出迎え係り。

櫂兄ちゃんと凪君は
まだ
風呂に入っている。

「椎ー」

麗がいきなり
抱きついて来る。

「離れろよ。」

本当に
麗は成長しねーな。

普通
弟に抱きつくかよ。

まっ
双子だし
姉、弟何て
どうでもいいけどな。

「あれ?みんなわ?」

抱きついたまま
離れない麗が言った。

「あ~
櫂兄ちゃんと凪君なら
何か風呂入ってる…」

理由は
言えねーけどな…。


「椎も入ったの?」

本当に
麗は
変な所で
鋭いよな。

恋愛関係には
鈍いくせに…な。

「まあな。」

「何で
お昼から
お風呂入ったの?」

本当に
どこまで
鋭いんだよ。

言えるわけねーだろ。

修行して
汗かいたから
風呂に入ってた。
何て言えるかよ。

はあ。

とりあえず
麗は放置決定だな。

「…まあ、な。
伯人…ちょっといいか。」

俺は
あることを話すために
伯人に言う。

「あっうん。」

多分
もう
風呂から出て
俺の部屋にいるだろーな。

ふふ

伯人連れて行った時の
櫂兄ちゃんと凪君の
反応が楽しみだな。