・椎side・
《♪~♪~♪》

修行が終わり
みんなで
ピザを食べていた時
俺の携帯がなった。

相手は伯人。

何かあったのか?

そう思いながら
電話に出た。

「もしもし」

「もしもしっ
伯人だけど…
いきなりゴメンね。
今、大丈夫?」

「あ~
何かあったか?」

そう聞くと
伯人は
麗が酒飲んで俺の名前を連呼してるから電話した。ってはあー!?

「と、言う事だから酔っぱらいちゃんの相手よろしくね。」

イヤイヤイヤ

「ちょっおいっまてっ伯人っ」

そんな
俺の抵抗も虚しく…

電話は
麗に変わってしまった。

「やあい椎ちゃん?
あたし麗ちゃんだよおー
分かりますかあー?」

「あ~」

酔いすぎだろ。

「へへへ。
椎ちゃあん!!
椎ちゃんわ
どうして
旅行来なかったの?
ってそれわいいけど…
へへへ。
椎ちゃんは
麗の事好きいー?」

「あ~」

「好きいー?」

「あ~」

「好きいー?」

「はあ。好きだ。」

もお勘弁してくれ。

ここには
みんな居るんだぜ。

「へへへー
麗も好きいー
大好きいー!!!」

「あ~」

「ふふふ。
じゃ待たねー
帰ってから会おうっ!!!」

会いたくねー

「はい伯人っ!!」

「ごめんね。椎君。」

ようやく
変わったか…

「いや。俺こそごめんな。麗の面倒頼んで。」

「全然大丈夫だよっ
それよりも
椎君大丈夫?」

「何がだ?」

「何か声が
疲れてるからさ…
それに
最近帰りも遅いんでしょ?
あんまり
無理しないでね。」

「……。
あ~。ありがとな。」

「うんっ
麗ちゃんも
心配してたからさ」

「そっか…」

「うん。
じゃあまたねっ
お土産買ってくからっ」

「あ~じゃあな。」