それから
出席を取り始めた
雅ちゃん。

「結城って、アイツは
また来てねーのかよ。」

そう低い声で
軽ーく
殺気を放ちながら
言った
雅ちゃん。

もちろん
クラスの奴等は
青ざめた顔で
少し
震えている。

それにしても
こんなんで
青ざめたり
震えたりして

情けなっ

ん?

ふとあたしは
気が付いた。

前の二人…

この
二人は普通だ。

うん。
この二人は
普通じゃないね。

まあ
暴走族か
何かでしょう。

二人の
オーラ的に
幹部までは
行かないけど

んー

どうだろうなあー?

やっぱり
幹部補佐?って所かな?

うんっ!!
そうだねっ!!

「ふわあー」

眠い。

やっぱり
抜けないんだよね…

抜けない…

あれから
一年が経った
今でも
抜けない

いつになったら
あたしは
普通に
なれるのか…な…?

そう
思いながら
あたしは
意識を手放し
眠りについた。