だけど
あの日…
とうとう現れたんだ…

あたしを
救ってくれる
人達が…

あの日は
訳の分からない
因縁をつけられて
返り討ちにした時…

すこしすると
声をかけてきた四人の
綺麗な男の人達…

その四人が…

櫂ちゃん
凪ちゃん
朔ちゃん
雅ちゃんだった。

この四人と出会って
あたしは
光を知った。

最初は
全然四人に
興味はなかった。

だけど
四人は
ひつこかった。

毎日毎日
あたしが
喧嘩をしていると
現れて
《麗龍》と言う暴走族の
倉庫に連れて行かれた。

そして
毎日
耳にタコが出来るんじゃないか…と、思うほどに
話しかけてきた。

まあ
ほとんど一方的にだけど…

だけど
いつしか
喧嘩をしながら
四人が来るのを
待っている
あたしがいた…

そして
その感情に
気付いたぐらいから
あたしは
四人に心を開いて
いったんだ。

それからは
楽しかった。

知らないうちに
あたしは
《麗龍》の一員になってたり…

《麗龍》の幹部になっていたり…

《伝説の五龍》何て言われたり…

全部が楽しかった。

そして
時は過ぎて
あたしは
中学二年と言う若さで
《麗龍》十代目総長になった。

そして
その時に
あたしの右腕として
動いてくれていた
《麗龍》十代目副総長の仁にあたしは恋をしていた。