「それに
アイツの家は
官僚一家だ。」

官僚一家…

「そう言う事か…」

「凪…
何か分かったのか?」

「朔人…
お前ナイスだ。」

「は?何が?」

朔人も
何の事か
分からないらしい…

「凪分かる様に
説明してくれ…」

「簡単に説明するとな
そもそも
アイツは星羅のストーカーじゃなかったんだ。」

は?

「どう言う事だ?」

「アイツは星羅の婚約者だ。」

「「「………。」」」

ん、取り合えず

「何で
そうなったか教えてくれ。」

「さっき朔人が言っただろ。
星羅はアイツを知らなかった。んじゃないか…って…
だけど
アイツは星羅を知っていた…
ここまでは分かるよな?」

「「「あ~」」」

「それと
星羅の家とアイツの家柄。
少し気になって今調べたんだ。
そしたら
アイツの家は
星羅の家から
選挙等のサポート融資をしてもらってた。
そして
すこーし
両家のハッキングしたら…
あの二人が婚約者だって分かった。」

「あ~そう言う事か…」

雅也が言った。

「見えたな。」

朔人が言った。

「これで分かったな。
アイツは
星羅の婚約者で
婚約者を取られたく無くて
星羅が好きになった
仁を殺した。
そして
殺人事件を起こしたのにも関わらず
アイツが捕まらなかった理由…
それは
両家からの圧力か…」

「そう言う事だな。」

汚ねーな。

やり方の全部が
汚ない。

こうなったら
とことん潰してやる…

アイツも…

そして
アイツを庇っている
アイツの家も…

全部潰してやる。