・椎side・
俺達は四人が
出ていってから
しばらく
呆然としていた。

そして少しして
現実に戻って来た俺達。

「じゃあ行くか。」

「「「「あ~」」」」

たくっ

「空也…
お前は残ってろ。
そんな面で
出てくるな。」

「ごめん…」

そう言った空也を残し
俺達は
部屋を出た。

空也は苦しんでる。

星羅の過去を聞いて。

俺達でも苦しいんだ。

肉親でそれに
星羅が
出て行く前までは
一緒に住んでいたんだ。

なのに
星羅の苦しみに
気付けなかった
自分を攻めている。

空也は
この中では一番
責任感が強くて
熱い奴だからな。

だけどな
そんなに
自分を自分で攻めてんじゃねーよ。

まだ
空也だって
小学生だったんだ。

気付かなくて当たり前だろ。
だから
そんなに
自分攻める事も
追いつめる事もしなくていんだよ。

はあ。
戻ったら
話すか。

それより
こっちをやらねーとな。

「お前らっ
話があるっ
集まってくれっ」

そう言うと
集まって整列をした
奴等。

俺達は
二階から全体を
見渡しながら
話し始める。